FRP自作応援サイト・FRP素材屋さんの日記

FRP素材を販売するFRP素材屋さんの日記です。【700件以上の主任施工経験がある岐阜県優秀施工技能士・1級FRP防水施工技能士】が 日々のお客様からの問い合わせに解答した記事約700件を集めています。 FRPを施工するお客様のお役に立てればと思います。 個人的な質問事項についてはこちらにご連絡ください。 mabuyonjyun@yahoo.co.jp 雑誌掲載依頼・メディアの方はこちらにご連絡ください。 mabo@frpsozai.com

FRPに関する質問事項をまとめたFRP素材屋さんの日記です。
樹脂の硬化や、トラブルなどをまとめてあります。
検索窓から検索したいワードを入れてみてください。

Q:馬渕さん、またまた質問なんですが、壁面の上の方が白くなってきます。
そのため脱泡がなかなかできません。
どうしたら良いでしょうか?


A:垂直面の上の方が白くなってくるのは、脱泡不良ではなく、
樹脂が下に落ちてきているということです。
そのためガラスマットの地がでてきて白くなるということが考えられます。 

1.樹脂を防水用樹脂にする。
防水用樹脂にはアエロジルのようなダレドメ材が入っています。
この成分の機能にダレドメ機能があり、壁面のダレがすくなくなります。

2.ダレドメ材を添加する。
アエロジル・レオロシールなどのダレドメ剤を添加することで
肉持ち性があがり、たれにくくはなります。
ただし浸透性も落ちますので、トレードオフかと思います。

3.硬化速度を早める
硬化速度が遅すぎる場合、下にたれてしまいます。
そのため硬化速度を若干早めるなどの施工テクニックが必要となります。


自作FRPキットや補修セットまたFRP防水ドレンやオーバーフロー管などを販売しているFRP素材屋さん本店です。 

 

Q:ゲルコートの表面にツヤがない状態になります。
原因としては何が考えられるでしょうか?


A:ゲルコートの曇りの原因
よくあるものから紹介いたします。

1.型の表面に必要以上にワックスが塗ってある場合、これがツヤを消す原因となります。
つるつるの状態というのは、細かいレベルで見ても平滑な状態です。
しかしワックスが残った状態というのは凹凸が激しい状態になります。

従いまして、手順通りにワックス塗っては拭き取っていただくという手順が大切となります。

一回拭き取ってしまうと効果が薄れてしまうようなきがするかもしれませんが、塗り込んで拭き取っていただくことは離型効果の増大に大変役立つとお考えください。

2.表面のゴミ、異物の付着
先に申しましたように、表面の凹凸がツルツルをなくす原因となっております。
そのためきちんとした処理をするようにしてください。

特にPVAの残材が残っている場合、凸凹になりやすいです。きちんと水やアルコールでふきとってから次工程にすすむようにしてください。



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Q:馬渕さんいつもお世話になりありがとうございます。
ゲルコートの成形品に縮れが発生しました。
どのような原因が考えられるでしょうか?


A:いくつか原因が考えられますが、おおよそ以下の点に集約されるかと思います。

工程はおそらく
A型に離型剤を塗る⇒Bゲルコートを塗る⇒Cガラスマットを張る⇒D樹脂を塗る。
という工程だと仮定します。

1.Dの、あと工程に塗る樹脂の硬化時間が短すぎる。
硬化剤が環境に対して多すぎると硬化熱によって収縮が強くなります。
硬化熱収縮により、ゲルコートを縮れさせておりませんか?

2.ゲルコート硬化前に樹脂を施工している。
ゲルコートが柔らかい状態で下地の樹脂を塗ると、下地の樹脂の硬化収縮によりゲルコートを縮れさせてしまうケースがあります。
その場合、ゲルコートから樹脂塗布までのインターバルが短すぎる可能性があります。

3.油分や水分による問題。
ゲルコート表面に、湿気が滞留していませんか?この水分は樹脂の硬化阻害要因となる他、樹脂とゲルコートの密着を防ぐ効果があります。
また特殊なオイル、油、グリス、シリコンなどは離型効果と、硬化阻害要因効果があります。注意してください。

4.スチレンの滞留による硬化不良の問題。
スチレンモノマーは目にみえない透明な気体となり低所に滞留します。これはゲルコートや樹脂などの硬化阻害要因となりますので、速やかに風などを当てて撤去してください。

ゲルコートの硬化不良によって後工程の樹脂がゲルコートをひっぱり縮れの原因となります。

5.ゲルコート膜厚の不足。
ゲルコートが縮れる、チヂミがでるということは、ゲルコートが樹脂の引張、圧縮、収縮についていってしまっていると言う事が言えます。
ゲルコートは㎡あたり0.3mm以上の厚さを目安としてください。
これは結構な厚みの厚さになります。
重量でいくとおよそ0.5kg/㎡になります。

6.ゲルコートの硬化不良。
基本的な硬化不良要件は、
硬化材量の不足
低温環境下
型の温度が低すぎる。
カクハン不良
溶剤過多
湿気の混入(特にスプレー)
油分の混入
高湿度条件
などが考えられます。

7.PVA離型剤の未乾燥
PVAの内部にはアルコール系の溶剤が含んでいたりします。
これが未乾燥の場合、ゲルコートの硬化阻害要因となり、ゲルコートに強度が出ないことがあります。
その場合、ゲルコート層に縮れがでるケースがあります。

縮れる場合の原因の多くは、ゲルコートと樹脂の硬化の問題ということがわかりますね。

ゲルコートはしっかりと硬化させ、強靭な塗膜を形成させておき、
樹脂はゆっくりと固めることで、縮れの原因の殆どは解決できるでしょう。



自作FRPキットや補修セットまたFRP防水ドレンやオーバーフロー管などを販売しているFRP素材屋さん本店です。  

 

Q:当方塗料施工店ですが、ゲルコート仕上げの成形物の上から塗装した際に、水ぶくれのような状況になりました。
原因として考えられるケースを教えて下さい。


A:原因は2つ

1.塗料由来によるもの
ゲルコートの塗布量が規定量より少ない場合、上から塗る塗料の溶剤分で膨潤させてしまうケースがあります。
ゲルコートの膜厚が正しい塗布量かどうかを確認してください。
通常2液反応硬化型のゲルコートが侵されることは非常にレアなケースです。

2.ゲルコート施工によるもの
離型剤を塗布したゲルコートを型に塗り、ガラスマットを貼り付けて樹脂を塗っていきます。
その後脱泡作業を行いますが、この脱泡時にエアーが入っていると、熱膨張などで膨れてくるケースも考えられます。

後工程の塗装由来というよりは前工程の問題のような気がしますが、そのあたりは当事者でないとわかりかねる問題かと思います。

どうぞよろしくお願い致します。

FRP素材屋さん 馬渕

自作FRPキットや補修セットまたFRP防水ドレンやオーバーフロー管などを販売しているFRP素材屋さん本店です。  

 

Q:FRPの単板というのはうってませんでしょうか?
売っていない場合、製作する必要がありますでしょうか?


A:いつもお世話になりありがとうございます。

当店で現在準備中です。

現在カタログ等をもって専門に作っているところはほぼないです。
需要もあまりないので。但し、屋外の耐候性であったり外部耐久性など非常に優れた点も多いです。

さてそのFRP板の製作方法ですが、
メラミン化粧板を台板にし、表面に離型剤を塗っていきます。

メラミン化粧板はFRPの溶剤で全く影響を受けないので、型台として使用できます。
但し、板厚が1mm程度ですのでたわみます。

下台をきっちりと用意していただく必要があるかと思います。

その後、ガラスマットを敷き硬化剤を入れた樹脂を積層していきます。

その後空気を脱泡していきメラミンに圧着していきます。

硬化したら板を脱型すればFRPの単板ができあがります。

脱型後

◎厚みの目安は
#450≒1枚敷 0.8-1.0mm
#380≒1枚敷 0.6-0.8mm

というように理解してください。
樹脂の塗布量によって大きく厚みが変わりますので、ご注意ください。

◎注意点
硬化剤が多すぎて硬化熱がかかりすぎると反りの原因となります。
樹脂の量が多すぎると硬化収縮と反りの原因になります。

◎裏技
一般樹脂ですとどうしても硬化熱による収縮が起こり、反りにつながります。
一般樹脂の収縮率は経験上6-8%です。

そのため反りをなくすには収縮を抑える事がポイントとなります。

FRP素材屋さんでは、この収縮率が極めて低い、というかガラスマットが入った樹脂積層板での収縮率が0.03%、つまり通常の樹脂の200分の1の収縮率という樹脂があります。
無収縮といっても過言ではありません。

超低収縮樹脂20kg 無収縮・FRP板などの制作に 連続成型可能 TMT-T53257

超低収縮樹脂20kg 無収縮・FRP板などの制作に 連続成型可能 TMT-T53257
販売価格  23,738円
税別価格  21,980円
超低収縮樹脂4kg 無収縮・FRP板などの制作に 連続成型可能 TMT-T53257

超低収縮樹脂4kg 無収縮・FRP板などの制作に 連続成型可能 TMT-T53257
販売価格  8,424円
税別価格  7,800円
超低収縮樹脂1kg 無収縮・FRP板などの制作に 連続成型可能 TMT-T53257

超低収縮樹脂1kg 無収縮・FRP板などの制作に 連続成型可能 TMT-T53257
販売価格  2,138円
税別価格  1,980円


こちらを使えば積層が簡単にできます。

また、一度に何十枚という積層ができるため厚物成形時に飛躍的に生産性が高まります。

機能性樹脂カテゴリから
http://www.frpsozai.com/96.html
商品ページにラインナップされてない可能性もあります。
mabo@frpsozai.com
または
FRP素材屋さんあんしんサポートまで
TEL0575-49-4001
FAX0575-49-3718


どうぞよろしくお願い致します。

FRP素材屋さん

自作FRPキットや補修セットまたFRP防水ドレンやオーバーフロー管などを販売しているFRP素材屋さん本店です。  


 

Q:FRP防水を施工したのですが、目地が浮いてきて困っております。
どのような対処方がありますでしょうか?


A:FRPの目地のうきはおそらく下地合板、(コンパネ)の動きによるものと思われます。
その場合、下地合板の動きにある程度追従して目地が浮いてきているということです。

というわけで、これはFRP防水の問題ではないということがわかりますね。

そのため新築のベランダの施工の際には目地とわざと接着しない絶縁という方法が取られることがありますが、絶縁部全体が浮いてくるので、クレームになりやすくどちらがよいかという問題がついて回ります。

一番いい方法は、次回から同じようなクレームがないように下地の作り方を変えてもらう。というのが根本解決の気がしますね。


もし、クラックが入っているのであれば水漏れの可能性が高いので、補修をする必要があります。

下地にビスなどで強力に固定しつつ、上からガラスマットをましばりしていきます。

ガラスマットは補修部分が目立たないように、ほぐしてください。
下地を研磨、清掃、脱脂して上からガラスマットを貼り付け、通常のFRP防水を施してください。

最後に中塗り、トップコートという手順です。

しかし下地の根本解決ができていない場合、再度クレームが入る可能性がありますので、
お施主さんとよく相談して頂きますようよろしくお願い致します。


自作FRPキットや補修セットまたFRP防水ドレンやオーバーフロー管などを販売しているFRP素材屋さん本店です。 

 

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