FRP自作応援サイト・FRP素材屋さんの日記

FRP素材を販売するFRP素材屋さんの日記です。【700件以上の主任施工経験がある岐阜県優秀施工技能士・1級FRP防水施工技能士】が 日々のお客様からの問い合わせに解答した記事を集めています。 FRPを施工するお客様のお役に立てればと思います。 個人的な質問事項についてはこちらにご連絡ください。 mabuyonjyun@yahoo.co.jp 雑誌掲載依頼・メディアの方はこちらにご連絡ください。 mabo@frpsozai.com

FRPに関する質問事項をまとめたFRP素材屋さんの日記です。
樹脂の硬化や、トラブルなどをまとめてあります。
検索窓から検索したいワードを入れてみてください。

Q:御社の材料を使ったポリパテの作り方を教えて下さい。


A:いつもお世話になりありがとうございます。

樹脂1に対して粉体タルク、タンカルなどを1-1.3程度入れてください。

ホワイトパテには各種原料が色々入っておりますので原料を公開することはできませんが、
おおよそ下記のような状態で機能性を付与することができます。

強度を出したい場合は、ガラスパウダー
軽量化したい場合は、ガラスバルーン
重量アップしたい場合は、タルク・タンカル
粘性アップしたい場合は、タルク・タンカル
粘性ダウンしたい場合は、スチレンモノマー
色をつけたい場合は、ポリトナー
切削性を上げたい場合は、ガラスバルーン
断熱性を上げたい場合は、ガラ スバルーン
耐薬品性を上げたい場合は、樹脂原料をビニルエステル樹脂

というように使い分けてください。

どうぞよろしくお願い致します。

FRP素材屋さん  

http://frp.blog.jp/自作FRPキットや補修セットまたFRP防水ドレンやオーバーフロー管などを販売しているFRP素材屋さん本店です。  
 

Q:FRP防水のスタイと断熱勾配工法ってどうですか・


A:さて、今回いつもの建材の方ではなくFRP防水の下地についてお話したいと思います。 

防水の方で勾配断熱がダメみたいな書き方で多少ショッキングな内容ですが、 

そうではなくあくまで施工の問題ということです。 



インターネット上であまりにも商業主義で適当な情報が散乱しているので、

まとめてみたいと思います。 


私はもともと防水の職人であり、主任
施工数は800件以上で、

防水の工事はいまはやっておりません。
現在では素材の販売をしています。

インターネット上の適当な情報よりは多少なりとも技術的見地、素材的な見地から公平にお話ができるかと思います。 

FRP素材屋さんはこちら 

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ベランダの防水下地について手っ取り早く勾配をとる方法として 

1.合板の組み合わせによって勾配をとる方法

2.左官屋さんがモルタルによって勾配をとる方法

3.勾配のついたスタイロフォームによって、勾配を取る方法 

のおおまかにわけて3種が想定されます。 


で、その3種については1→2→3の順で多く採用されているわけですが、 

スタイロフォームによる勾配断熱工法が一時期出まわりました。 

現在では、この勾配断熱工法を見るケースは稀になってしまいました。 


ではなぜ、この工法がなくなったのか。 


ということについてお話をする必要があるかと思います。 



もともと防水工事屋さんにおけるクレームの1位は何でしょうか? 



防水工事なので 


水漏れ???



ではなく、



1位:トップコート不良

2位:フクレ

3位:水勾配

4位:クラック(トップ層)


であります。


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まっとうな防水屋さんなら水漏れがあるケースは稀だと思います。



1位はトップコートの不良ですね。 

トップコートの不良 

トップコートというのは、塗装の1種ですが、 

樹脂に硬化剤をまぜ、熱硬化反応で硬化させるものです。 

単なる濡れば良いという物ではなく、化学変化させて塗るため、 

これが結構厄介であり、幾つもの不良ポイントをクリアしないと即クレームになります。 

外気温、下地材、湿度、パラフィンワックスのタイプ、

樹脂の季型、下地の含水率、ゴミの有無、硬化剤の添加量・・・

など多岐に渡ります。 

これだけのテーマを頭に叩き込んでおかないとクレームになります。



2位がフクレ。 

防水層のフクレ 


これは樹脂が硬化する際に下地の水分などでフクレが出るものです。

主に2種類。水分の揮発によるフクレとプライマーの問題によるフクレ


があります。 

フクレのメカニズムをきちんとわかっている職人さんならばそうそう起こりえませんが、

これは確かに存在します。 

職人といえどもテクニックだけではなく、ナレッジ(知識)も必要なのです。 

これはどんな会社、職業でも同じですね。 


で、このトップの不良、フクレに次ぐクレームが実は水勾配なのです。 

では水勾配の不良がなぜ起こるのでしょうか? 


水勾配の不具合 

工事分離による不具合。 

理由の1つとして考えられるのが、工事分離による不具合です。

これは、工事は通常1つの業者のみで行われると思われがちですが、そうではなく、

防水下地は大工さん、防水は防水屋さん、サッシはサッシ屋さんといったように工事が分離しています。 

家づくりというのは、多くの専門業者の集合体ということがいえます。 


そのためこのうちどれか一つの不具合が全体に波及するということがあります。 

このあたりが家づくりの難しさかと思いますが、

とにかく想定外の不具合があるのです。 


ほとんどの場合は、下地、つまりは大工さんに起因します。 





防水工事の不具合の5割が下地であるという現実。 

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防水工事は下地が5割(当社比)ですね。 


まず、水勾配というのは、1/100を基本に考えねばなりません。

1/100勾配というのは、建築に携わっている方ならわかりますが、

100mmに対して1mmの勾配。
(現行の住宅保証機構の標準仕様では勾配が倍の1/50が基本になっているようです。)

よけいわからないと思いますが、

ベランダの広さが5mであれば5000mmですので、50mm、つまり5mの幅に対して端から5cm勾配がついていないとまずいわけです。 

この勾配は結構キツメです。

勾配をきつめにつける必要があるのは、以下の観点からです。


1.板材のたわみがある。

これは当然ですよね。板がしなる以上、勾配を強めにつけるべきということです。

また躯体が動かないとも限りません。

物が大きくなればなるほど、想定外の大きさの動きがあるというように解釈すべきです。

1mの物が1mm動くのと10mの物が10mm動くのでは比率が同じというわけです。 
大きな建造物になればなるほど、自分のものさしも大きくしていく必要があるのです。 

2.トップコートの性質

例えば砂利であれば水がたまってしまうことが少ないと思います。

これが例えば板ガラスのような素材だった場合には玉となって残りやすいです。

トップコートの表面にはパラフィンワックスという油のような”ろう分”が浮き出ており、

かつツルツルのため水を弾きやすく、水の玉になってしまいます。 

すると表面に大きな粒となって残りやすくなってしまいます。 

3.雨水をうけるベランダの性質

雨水に常時さらされるベランダは、カビやモ、コケなどの格好の生息場となってしまいます。 
水はけが良ければその分乾燥した状態が続き、衛生上も優れた機能を発揮します。 
よくベランダでコケなどが生えているケースが散見されますが、これは掃除がしにくいことこの上ないと思います。 
洗濯物を干す場所でコケとか、カビとかが嫌なことは主婦のみなさんならすぐにわかると思います。 

というわけでベランダの勾配というのは、1/100以上でつけるべきであり、

それが機能にかなっているといえます。 

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ではなぜ、勾配をあまり付けないケースが多いのか?

ということを原因追求の一貫として考える必要があろうかと思います。 

1.掃き出し窓の高さ 

通常ベランダの出入り口には掃き出し窓とよばれる開口の広い窓がついております。

この窓の高さが低いと、ドレン(集水のための口)に向かって勾配がつけられなくなってしまいます。 

近年ゲリラ豪雨などでベランダの排水量を超えるケースが多いです。

そのため 
本来、この窓の高さというのはある程度高い位置についていないとまずいのですが、 
ローコスト住宅に見られる天井高の低下、ベランダへの降り口の高低差解消のため

という意味でベランダ窓の位置が低くなるケースがあります。

ある側面からはよく見え、逆の側面からは悪いケースです。 

2.モルタル時の勾配不良

モルタルの勾配については、左官屋さんの目分量で勾配がとられるケースが多いです。 

というかほとんどですね。 

で、その場合の殆どが規定の勾配がついてないケースが殆んどです。 
1/200から300位がおおいでしょうか。 


ただ、これは理解の違いといえると思います。 

モルタルのようにある程度吸水性がある素材であれば 

水がたまりにくく、小さい勾配差でもよいのですが、 

最終層は当然トップコートに代表されるツルツルの塗膜面になります。 

そのため左官屋さんはモルタルのような感覚で勾配をとってしまうのです。 


その昔、施工をやっていた時に、この勾配のままじゃできないということで 

やり直しをしてもらい、再施工したこともあります。 



しかし旭◎成建材ではないですが、納期が詰まっていたら・・・・ 

という現場も当然あるかと思います。 

 

そのクレームが多い勾配を簡単につけられるということ、 
また断熱性のある素材で断熱性も付与できるということで

出てきたのがスタイロ断熱勾配工法です。


これであれば勾配差について個人差がなくなり、品質も安定します。 

少なくとも水たまりのクレームがでることはすくないでしょう。 

これはあらかじめ勾配のついたスタイロを敷きこむだけで、勾配が取れるというスグレモノであります。 


下がフラットでも勾配が取れるため”理論上は”とても優れています。 


ただ、これも施工上の問題が大きいかと思いますが、いくつか問題点をはらんでいます。



1.スタイロが溶ける。 
通常の防水の作り方としてまずシーラー・プライマーを塗布し、

ガラスマットを貼りこんで、樹脂を塗布する。

 

というようにFRP防水層は作られますが、このシーラー・プライマーにおいては粘性が低く、合板の隙間などから下に向かって垂れてくるケースがとても多いです。 

昔下が和室で、ベランダのシーラーがタレて怒られたことがあります。 


スタイロフォームはアルコール系などの溶剤には溶けませんが、 

シーラーにある酢酸エチルやアセトンといった強溶剤で簡単に溶けてしまう性質を持ちます。 

スタイロ断熱勾配工法では、この染み込みによって下地が相当数溶けるケースが有ります。 

溶けるとどうなるかというと、大きな空洞ができます。 

2.下地が脆弱になる。

スタイロフォームの比重は0.1以下であり、非常に軽量です。

内部に独立型の気泡を多く含み、それによって高い断熱性を持たせる事ができる素材ですが、

軽い分点荷重に弱く容易に凹むことがあります。

この脆弱性ゆえに、本来構造としての力を受ける想定をしていないわずか3ミリ足らずのFRPに力が加わり、

表層のトップコートなどにクラックが入るケースがあります。


こういった点から敬遠されるケースがあります。

 

一応6ミリのケイカル板を敷きこむようになっていますが、スタイロの上に6ミリのケイカル板では

かかとの点荷重によって凹みます。 

なぜ、わかるかと申しますと、工場でスタイロの両面に6ミリのケイカル板を貼っているからにほかなりません。 

また室外機そのた物置など大型の荷物をおけば、長期に渡って凹みがでることが想定されます。

 

もちろん知見がある施工店さんならば大丈夫だとは思いますが、要は取り扱いが若干難しいために

施工不良が起きやすいということなのです。




というわけで 




結論 

スタイロフォームが防水下地の勾配材として推奨されないのは、 

安定した知識と品質をもつところであれば大丈夫だが、すべてがそのかぎりではないので、難しい。


ということになります。



※追記:現在大手ハウスメーカーを中心に施工の標準作業化、マニュアル化によってこのスタイロ勾配断熱工法が見直されてきているようです。
大工さんの技術により勾配がかわってしまうような不具合が起きにくくなり、防水でもクレームの3位に入るような水勾配のクレームがおきなくなるというメリットは大きいようです。
それにより工事のシステム化でメリットがでてきているようです。

 

★そのほか防水工事関連の記事★

防水工事の下地について

Q:何度も質問すみません。
全くの素人で、先日のときも教えていただきながら注文していますので、
今回の鉄パイプにガラス繊維で塗るのも初めてです。
プライマー以外の樹脂はポリエステル樹脂インパラでいいでしょうか。
又、鉄プライマーを塗った後、乾燥させてから 硬化剤を入れた樹脂を塗って
そこにガラス繊維を貼り付けて、再度その上からローラーで樹脂を塗ればいいでしょうか?
重ねて、ガラス繊維を貼り付けるのは固まったらその上に再度同じように塗ればいいですか?
鉄パイプ直径40ミリの長さ1メートルを11本塗りたいのですが、どれくらいの 量が必要か全くわかりませんので
教えてください。
又、この樹脂でコンクリートにガラス繊維で防水加工も大丈夫でしょうか?
そうであれば残っても利用できますので。
宜しくお願いします。
加藤 敏晴




A:いつもお世話になります。

-基本の積層-
※太字部分のみ材料が異なります。

(鉄部分)
汚れ、錆を落とす→鉄プライマー→硬化後→ガラスマット→インパラ+硬化剤→硬化後→研磨→ガラスマット→インパラ+硬化剤

(コンクリート部分)
汚れを落とす→ウレタン樹脂プライマー→硬化後→ガラスマット→インパラ+硬化剤→硬化後→研磨→ガラスマット→インパラ+硬化剤


樹脂量につきましては施工方法によっても異なります。
平米数、積層数を計算し、下記ページ塗布量より必要量をお求め下さい。
http://www.frpsozai.com/free_9_49.html

ご検討の程、宜しくお願い致します。

FRP素材屋さん スタッフ
 

Q: 御忙しいと思いますが、済みません。質問させていただきます。

鉄製のタンク内をFRPにて防錆を考えております。

具体的にはバキュームダンパー(バキュームカー)のタンクの内部です。

タンクには負圧も正圧も掛ります。

通常タンクに入るものは、動植物性の油分を含んだ汚水です。

塩分は多少含まれますが、酸性でもアルカリ性でもなく中性です。

仕事上、浄化槽等の補修でFRP施工は良く目にしますが、圧力のかかるところや鉄は無理という意見と、大丈夫だという意見と半々で、迷っております。

FRP施工業者さんのホームページ等を閲覧すると、鉄製タンク内 部のライニング等がでてくるので、不可能とは思えないのですが、特殊な施工方法や素材が必要なのでしょうか?

ご返答頂けると幸いです。

よろしくお願いします。





A:
この度はお問い合わせ頂きありがとうございます。
 この度はお問い合わせ頂きありがとうございます。

鉄製タンク内のFRP施工につきましてお答えさせて頂きます。

【鉄製+FRPについて】
当店では鉄プライマーを取り扱っておりますので
施工するタンクを清掃、アセトン拭きにてキレイにして頂き、鉄プライマーを塗れば
上にFRP層を重ねることが出来ます。

【樹脂について】
一般的なポリエステル樹脂は耐久性には優れておりませんので
ビニルエステル樹脂をお勧め致します。
使用方法はポリエステル樹脂と同じです。

【耐圧力について】
FRP層は圧力に対しての耐力はあ りません。
あくまで防水、防錆の目的になります。

耐圧力は構造体でうけるようにしてください。

上記内容でご案内致しますが、必ず成功する保証はありません。
施工方法、環境等により状況は様々です。

ご検討の程、宜しくお願い致します。

FRP素材屋さん スタッフ


自作FRPキットや補修セットまたFRP防水ドレンやオーバーフロー管などを販売しているFRP素材屋さん本店です。  

 

Q:当方、オートバイのカウルを製作していて、製作上、一液性の発泡ウレタンを使用する予定なのですが、ポリエステル樹脂に溶けるという話を聞きました。
そこで、発泡スチロール用の樹脂を上からコーティングしようかと思っているのですが、効果は期待できますでしょうか。
お忙しいなか大変恐縮ですが、回答の方よろしくお願いします。



A:まず、発泡ウレタンであればFRP樹脂では溶けません。
発泡スチロールであれば溶けます。
ただ、種類が多いため一般論として解釈してください。

FRP素材屋さんの発泡ウレタンであれば溶けない
発泡スチロール、カネライトフォーム、スタイロエースであれば溶けます。

仮に溶けるタイプの芯材であれば上からFRP樹脂を積層しても溶けません。

下地を守るバリアの役目でスチロール樹脂を使われることはよくあります。


どうぞよろしくお願い致します。FRP素材屋さん 


自作FRPキットや補修セットまたFRP防水ドレンやオーバーフロー管などを販売しているFRP素材屋さん本店です。  

 

Q:先日スチロール用樹脂を購入させていただきました
早速商品を使ってみたのですが、少し粘度が高いと感じたんですが…
もし可能であれば、粘度が低い状態の商品が欲しいなと思い
連絡いたしました
よろしくお願いいたします


A:いつもお世話になりありがとうございます。
 
FRP素材屋さん馬渕です。
 
粘性が高いのは塗りのこしを防ぐ目的と
スチロールをガードする目的から厚く付ける必要があるためです。
 
あまり粘性が薄いと塗りのこしで大切な型を溶かしてしまうからです。
 
とはいえいろいろな使用方法がありますので、
もし粘性が高い場合は、専用の薄め液で薄める必要があります。
 
ポリエステル樹脂用の薄め液ですとスチロールを溶かす可能性があります。
ご注意下さい。
 
どうぞよろしくお願いします。
 
お問い合わせ頂き、ありがとうございました。
 
スチロール樹脂薄め液はこちら 
溶剤カテゴリの中のスチロール用樹脂溶剤をご使用ください。
該当の商品は、エタノール系溶剤となります。
http://www.frpsozai.com/17.html
 
どうぞよろしくお願いします。
 
お問い合わせ頂き、ありがとうございました。

自作FRPキットや補修セットまたFRP防水ドレンやオーバーフロー管などを販売しているFRP素材屋さん本店です。  

 

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