FRP自作応援サイト・FRP素材屋さんの日記

FRP素材を販売するFRP素材屋さんの日記です。【700件以上の主任施工経験がある岐阜県優秀施工技能士・1級FRP防水施工技能士】が 日々のお客様からの問い合わせに解答した記事約700件を集めています。 FRPを施工するお客様のお役に立てればと思います。 個人的な質問事項についてはこちらにご連絡ください。 mabuyonjyun@yahoo.co.jp 雑誌掲載依頼・メディアの方はこちらにご連絡ください。 mabo@frpsozai.com

FRPに関する質問事項をまとめたFRP素材屋さんの日記です。
樹脂の硬化や、トラブルなどをまとめてあります。
検索窓から検索したいワードを入れてみてください。

Q:ベランダのFRP防水のトップコートをやり直してもらったら水たまりがひどくなりました。これって通常なんですか・


A:○現在の状態について
FRP防水はモルタルやシート防水に比べて表面がツルツルで水玉が出来やすいです。
通常勾配が1/100程度であればそれほど気になるレベルでもありませんが、こうしたケースはよく見られます。
特に屋上などですと勾配が緩く水玉がたまりやすくはなります。

トップコートの塗り替えについては
http://www.frpsozai.com/52_553.html

トップコートは紫外線による経年劣化で表面がざらざらに成ってきますので、
今ほど水はたまりにくくはなってきます。
骨材の量を増やすなどで対応は出来ますが、今度はゴミがたまりやすくなってしまいます。

○工事のやり替えについて
工事保証書にもあるとおもいますが、漏水のみの保証ということで重大な不備には当たらないと言われるとおもいます。
また良くあるのが、勾配を変えるために、サッシ側のみ増し塗りする。という方法で何とか勾配を取ろうとしますが、所詮FRP防水層全体でも3ミリ程度なので、ほとんど変わりません。

変わらないばかりか、硬質の無繊維トップコートを上に何層か塗る事で将来的にクラックが入りやすくなります。
トップコートは厚塗りをするとクラックが入りやすくなります。
軟質のFRP防水層の上に硬質のトップコートが乗っているイメージです。
下が動いたときにトップコートが下地に追従できずにクラックが入ります。

○対策
水が気になるのであれば、
ベランダタイルを貼る。
人工芝を貼る。
などしてかさ上げする。
という方法が一番現実的かなとおもいます。

実際ハウスメーカー製の新築でも勾配はかなり緩く造ってあるケースが良くあります。
※かさ増し前提ということです。

根本的な解決をするには下地の勾配自体を変えないと行けないので、大工工事もしくは左官工事、防水工事というように非常に高額になります。
※おそらく工事店が対応してくれる可能性は極めて低いとおもいます。
またサッシの下の高さまでしか勾配を挙げられないという点もあります。

ただ、一度工事店に話をしてみると良いかもしれません。 

自作FRPキットや補修セットまたFRP防水ドレンやオーバーフロー管などを販売しているFRP素材屋さん本店です。  

Q:ベランダのFRP防水が剥がれてきました。
業者の言い分は、さしあたって漏れることはないが、上を削って塗り直しをする。
と言う事でした。

本当に大丈夫なのでしょうか?


A:


トップコートが剥離しています。

frp防水は

FRP防水層
+
トップコート【色付き樹脂で紫外線から防水層をコーティングするもの】

今回の場合
茶色に見えている部分の上に半透明なものが見えると思いますが、これが
防水層

上の色付きのものがトップコートです。

現状ではさしあたって水漏れの心配は少ないですが、
長期的に見るとトップコートがないのは、防水層むき出し状態で良くないです。

おそらく写真を見るに、サンディング工程を省いたか、サンディングしてないか、さらには、トップコート塗布までの期間が開きすぎたか、いずれかが原因だと思います。


業者の言い分はある意味正しく、ある意味では不正解です。

他にも幾つか剥離があるのであれば剥離が見られる箇所、
潜在的剥離箇所をすべて研磨等で剥離させる必要があります。

もしこの工程を省いて上からトップコートだけ塗り直せば、潜在的な剥離箇所からまた剥離してきます。

浮いた塗料の上から重ね塗りしても下地とくっつかないのと同じです。


理想的な治し方は、
潜在的な剥離箇所も含めてトップコートを剥がす。

全面サンディング(粗手のペーパーで目荒しする)
ガラスマットを1層引く
防水樹脂で防水層を作る
中塗りをする。
全面サンディング
トップコート

という方法が取られます。


相当上手い職人でないと防水の剥離が再発します。

これはトップコートの再塗装でトップコート層が厚くなることで収縮しやすくなりさらに剥がれやすくなるためです。

今回、
”塗り直し”
というのが単なるトップコートの塗り直しなのか
ガラスマットも含めた防水層の作りなおしなのか
をよく判断する必要があると思います。


自作FRPキットや補修セットまたFRP防水ドレンやオーバーフロー管などを販売しているFRP素材屋さん本店です。  

 

 

Q:ウレタン防水と比べたFRP防水の注意点を教えて下さい。


A:FRPのトップコートは表面張力で水玉になって水が残りやすいです。
通常の新築ですと1/100~2/100の勾配が必要となってきます。

これはFRPの表面にくるトップコートの水ハケがどちらかと言うと悪いからです。

水がたまになって残ると水垢のように斑点状になるケースがあります。

左官で下地を作る場合は、特に平滑になりづらいです。

そのため左官下地+FRP防水は水が溜まりやすいことを認識する必要があります。

あとから水勾配を直してほしいという依頼が来ることがあるのですが、勾配を含めた再施工は非常に困難です。
水勾配をしっかりと付けておかないと、あとから大変なことになるので注意が必要かと思います。

下地の含水についてですが、樹脂のようなどちらかというと油の成分に近いものに対して、下地の含水率が高い場合、FRP層と下地が剥離を起こすことがあります。

また下地について水分が多く、かつ夏場などの炎天下では、水分が膨張しフクレを起こすことも有りますので、注意が必要です。


下地のシーリングはシリコン系を使用すると相性が非常に悪く、FRPが硬化しないことがありますので、必ずポリウレタン系のものを使用して下さい。

FRPの上からシーリングする際には、シリコンもしくは、変成シリコンです。
将来改修を見込まれているのであれば、シリコンは避けるべきかと思います。
※再塗装不可のため

FRP防水は、防水箇所に対してFRPで水槽を作って上げるようなイメージです。
よっぽど漏れることはないかとおもいますが、防水層というよりむしろ板金、笠木などのとりあいから水漏れを起こす場合がありますので、
他職さんの管理も含めて防水管理が重要になります。 


自作FRPキットや補修セットまたFRP防水ドレンやオーバーフロー管などを販売しているFRP素材屋さん本店です。  

 

Q:夏場にトップコートを塗ったのですが、日の当たる部分がベタベタします。
原因はなにが考えられるでしょうか?


A:真夏によくある現象です。

夏場に他の季節型のトップコートを使うと、トップコート中のパラフィンワックスが内部に溶け込み
表面に浮き上がりません。

温度の上がりすぎが原因の可能性が高いです。

そのため季節型があったトップコートを使うもしくは日光を遮るなどの処理が必要となります。

どうぞよろしくお願い致します。

FRP素材屋さん 馬渕

自作FRPキットや補修セットまたFRP防水ドレンやオーバーフロー管などを販売しているFRP素材屋さん本店です。  

Q:シリコーンゴムが硬化しない。

シリコンゴムが硬化しません。
商品は御社からいただいたフレンズシリコンとなります。

原因は何が考えられるでしょうか?
イタリア製の油土にて型をつくり、シリコーンゴムで型を作っております。
よろしくお願い致します。

また価格の高いフレンズシリコンⅡというのがあるみたいですが、どのように違いますでしょうか?


A:FRP素材屋さんです。
いつもお世話になりありがとうございます。

想定されうる可能性としては2つ

1.油土には相性がありますので、その成分によっては硬化しないケースも考えられます。
これはイタリア製の油土の成分がわからないとなんともお答えができかねます。
もしうまくできている部分があればその部分となにか異なる可能性が考えられ、
そのようにして問題解決へと導いていきます。

FRP素材屋さんでも国産のレオン油土を販売しておりますので、是非ご利用ください。
今まで問題になったケースは確認されておりません。

2.もう一つの可能性として、現在冬期の大寒ですので、気温の可能性が高いです。
ではなぜ全体が硬化せず、油土と接している部分のみが硬化しないのでしょうか?
これは油土を触ってもらうとヒントが隠されているかもしれません。

油土を触ると非常に冷たいと思います。
この特性によって硬化反応が進まないということも考えられます。

従いまして、油土の型を室温等できちんと温めてから硬化させるとうまく行く可能性もあります。
FRP素材屋さんでも国産のレオン油土を販売しておりますので、是非ご利用ください。
今まで問題になったケースは確認されておりません。

フレンズシリコン2について

同等の一般品とくらべて引き裂き強度が約8倍あります。
そのため繰り返し型を使用する可能性がある場合や、細かい部分がある場合はこちらを使われるとトラブルがないことが多くあります。
是非ご利用ください。

フレンズシリコン2

またご質問あればまたよろしくお願い致します。

FRP素材屋さん

自作FRPキットや補修セットまたFRP防水ドレンやオーバーフロー管などを販売しているFRP素材屋さん本店です。  

Q:離型処理後、ゲルコートがはじいてしまうケースがあり、膜厚がうまくつきません。どうすればよいでしょうか?


A:これはワックスによりますが、おそらく離型剤が型の表面に残ってしまっているのではないでしょうか?
離型剤が残っていると表面に塗料が乗らずはじいてしまいます。

基本的にワックスを拭き取ると言うのはそういうことになります。

薄い膜ができてれば良いということを念頭においていただけると大変嬉しく思います。

どうぞよろしくお願い致します。

FRP素材屋さん

自作FRPキットや補修セットまたFRP防水ドレンやオーバーフロー管などを販売しているFRP素材屋さん本店です。  


 

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