Q:FRP防水の時、シーラー・プライマーをやらなくても良いと聞きました。
本当ですか?またどんな役割がありますか?


A:防水下地には通常プライマーとよばれる接着助剤を塗ります。

様々な下地が使用されますが、それぞれFRP層に適合化させるために塗る物です。

表に出ないので、業者さんによっては塗っていない!という話も聞いたことがあります。

 

プライマーがないと以下の不具合がでる可能性があります。

◎下地のアルカリでFRP防水層が劣化してくる。(セメント系下地の場合ですとアルカリ成分が顕著です。)

◎木質系下地のヤニ油などで防水層が剥離する。
(離型効果のある素材が造膜していた場合、離型剤のような役割を果たすことがあります。) 

◎サイディング下地のアクリルエマルジョン塗装などがFRPの硬化収縮で縮れる。
(樹脂中の溶剤によっては下地を溶かすものがあり、それが元でクレームの原因となります。) 

◎粉止めができず防水層が剥離する。
(粉の上にセロテープを張っても下地にくっつかないように粉というのは接着に悪影響を及ぼします。この粉ごと固めてしまうことができれば接着を助けることができます。) 

◎下地の含水率を止められず、防水層が剥離する。
(もし下地が水に濡れており、その上に油を垂らしたら、下地に入っていかないと思います。防水も同じことが起こりますので、下地からの水分の上昇をブロックすることが密着製を高める方法の一つとなります。) 

様々な不具合をもたらす可能性があります。

◎プライマー、シーラーの違いは、

シーラー:下地に含浸して接着を助けるもの
プライマー:下地に造膜して接着を助けるもの

というような解釈ですが、細かい区分はありません。同じような用途として使われていますので、厳密に気にする必要はありません。 

 

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